最近、住宅のリフォーム工事において「保険金申請」に関するトラブルが多数発生しております。火災保険や地震保険などでカバーできるのは、自然災害によるものに限られます。経年による消耗や劣化、錆などを原因とする傷みについては対象にならないのですが、悪質な工事業者や保険金請求代行業者はそのような説明をすることなく「手続きしてあげます」、「大丈夫、任せておきなさい」と契約させます。結果、工事終了後に保険金が下りず、全額自己負担ということになったり、業者が申請した虚偽を含む内容を基に保険金が払われてしまったような場合には、何も知らずに申請書に判を押した施主様自身が詐欺罪に問われるようなことも起こり得ます。

 災害による被害が生じた際には、信頼がおける地元の業者に調査を依頼し、保険の利用をお考えの場合には、調査の結果を基に契約保険会社に直接相談されることをお勧めいたします。